増築リフォームの定義

増築リフォームとは、既存の建物や敷地の中に新たに建物を追加し、床面積を増やすことを指します。部分的な修理を行う「改修」や、床面積は変えずに建物の一部または全てを壊して施工する「改築」と比較して、居住空間自体を広げることができる点が特徴です。建て替えと比較して、費用や工期が抑えられ、住みながら工事をすることができる一方で、床面積の増加によって固定資産税が増える場合がある点や、床面積の増加分が10平方メートルを超える場合に、建築申請確認が必要になる点に注意しましょう。

増築リフォームの具体例

具体的には、トイレや浴室、キッチンの増築のほか、新たに離れを設置することや、平家に2階を増築すること、バルコニーやガレージの増築などが挙げられます。また、現地調査による施工可否の判断が必要になりますが、地下室を増築できる場合もあります。

増築リフォームの費用相場

費用としては、2畳分の増築で60〜100万円が目安ですが、配管工事や耐震補強工事が必要になる場合は、追加のコストが発生します。例えばトイレの増築であれば70〜200万円、キッチンの増築であれば90〜400万円、木造の離れを新たに設置する場合は1畳あたり35〜50万円が相場です。平家に2階を増築する際は、1階部分の補強工事も必要になる場合が多いため、1階の増築よりも費用が高くなる傾向にあり、1畳あたり50〜100万円が相場となります。