リノベーションマンションの定義

リノベーションマンションとは、既存のマンションに大規模の工事を施し、住宅としての性能や価値を高めたマンションのことを指します。リノベーションマンションには、物件の一部のみ改修する「部分リノベーション」と、骨組み以外のすべてを改修する「フルリノベーション」の2種類があります。

リノベーションマンションのメリット・デメリット

新築のマンションと比較すると、立地や間取りが同じでも比較的安価に購入できることが多いのが、リノベーションマンションのメリットです。また、デザインが洗練されていたり、最新の水回り設備が施されていたり、耐震性や断熱性に優れていたりと、現代のライフスタイルにあった居住空間をお手頃に手に入れることができます。一方で、リノベーションの内容によっては、新築と大きく違わない金額になってしまったり、建物の外観やエントランス、廊下やエレベーターといった共有部は古いままという場合も少なからずあります。

リノベーションマンションを選ぶ時のポイント

リノベーションマンションに引っ越すことを検討する際に注意する点として、第一に購入費用がかかることが挙げられます。改修の規模と内容によっては、新築マンションとさほど変わらない金額になることもあるほか、築年数が古い分、住んでいる間にさらなる改修が必要になることもあり得るので、それぞれの費用を理解しておくことが重要です。また、築年数によっては、耐震性が現在の基準には見合っていない場合があるほか、過去の修繕計画や、管理組合の財務状況を確認しておくことも役に立つでしょう。